share facebook facebook twitter menu hatena pocket slack

2012.01.23 MON

VPCのSubnetとELBの関係(Available IP編)

鈴木 宏康

WRITTEN BY 鈴木 宏康

以前、VPC上のELBに対するサブネットのCIDRブロックについて紹介しました。
(少なくとも /25 ということでした)

今回は、このELBとSubnetの関係を、もう少し掘り下げてみます。

まずは、Subnetを分けられる限度を確認してみます。

Netmaskは最小28、最大16ということになります。

それでは、最小の28でSubnet(10.0.2.0/28)を作ってみます。
因みに、この時に利用できるIP(Available IP)は11です。

そして、このSubnetに対してELBを作成してみます。

やはり、Netmaskが25より小さいので作成できません。
エラーメッセージを確認してみると、下記ということになります。

ELBを作成するには少なくても123個の利用可能なIPアドレスが必要

そこで、Netmaskを25にして作成してみます。
この時に利用できるIP(Available IP)は123です。

上記より、利用可能なIPアドレスが123個になるのでELBは作成できるのですが、
さらに1つ同じSubnetにELBを作成しようとすると、今度は利用可能なIPアドレスが、
1つ減って122個なので、下記のように作成することができません。

これらより、Netmaskが25のSubnetでは、ELBは一つしか作成できないことになります。

今度は、Netmaskを24にして作成してみます。
この時に利用できるIP(Available IP)は251です。

そうすると、下記のように複数のELBを同一のSubnetに作成することができます。
(推測ですが、残りの利用可能なIPが122個になるまで作成できると思います)

この、ELBが作成できるSubnetのNetmaskの最小が25になってるのは、ELBが適切にスケールする為に
必要なものだと思います。
上記の利用だとすると、ELB1つに対して、122個の利用可能なIPアドレスを用意しておく必要があると
思ってしまうのですが、Netmaskが24の時は、おそらく残りのIPアドレスが122個になり、
129個のELBが作成できてしまうと思います。
この場合は、1つのELBに対して、平均1個弱のIPアドレスしかスケールのために用意されてないことになります。

これについては、少し不思議な感覚になってしまいますが、そういうものなのだと思います。

こちらの記事はなかの人(suz-lab)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら

鈴木 宏康

鈴木 宏康

愛知県生まれ。東京工業大学大学院修士課程修了。在学時より、ベンチャー企業でインターネットに関する業務に携わり、現在はクラウド(主にAmazon Web Services)上での開発・運用を軸とした事業の、業務の中心として活躍。

cloudpack

cloudpackは、Amazon EC2やAmazon S3をはじめとするAWSの各種プロダクトを利用する際の、導入・設計から運用保守を含んだフルマネージドのサービスを提供し、バックアップや24時間365日の監視/障害対応、技術的な問い合わせに対するサポートなどを行っております。
AWS上のインフラ構築およびAWSを活用したシステム開発など、案件のご相談はcloudpack.jpよりご連絡ください。