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2021.07.01 THU

入社2年目の社員が講師を務める「AWS研修」!2021年度の講師インタビュー前編

羽鳥 愛美

WRITTEN BY 羽鳥 愛美

入社後の研修が充実しているアイレット。
数々の研修がありますが、その中でも今回取り上げる「AWS研修」は他とは違う特徴があります。

それは、新卒入社2年目の社員たちが1年次下の新卒入社の社員に対してレクチャーするということ!
入社して1年しか経っていない社員が新入社員の重要な研修を担当するというチャレンジングな取り組みは、今年で3年目となります。

今回、「アイレットの新卒採用を知ろうシリーズ」の番外編として、今年度のAWS研修で講師を務めた入社2年目社員へインタビューを実施しました。

前編では、入社2年目の社員は何を考え、どのように研修の準備をしたのかについて特にフィーチャーし、お伝えしていきます。
今回話を聞いたのは、実際に研修を担当したこの3名です。
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(左上から)

山本竜司 (担当パート:EC2/ ELBセッション)
クラウドインテグレーション事業部 東京第二構築セクション

橋本尚弥 (担当パート:構成図 セッション、リーダー、進行)
クラウドインテグレーション事業部 大阪第一構築セクション

妻鳥杏奈 (担当:RDSセッション、スケジュール管理)
アジャイル事業部 アプリ開発セクション

「来た!」「まさか私が」 講師に任命されたときのそれぞれの気持ち

研修お疲れさまでした!皆さんが今回の研修の準備をはじめた半年前からさかのぼってお話を聞いていきますね。まず、講師に任命された時の気持ちを教えてください。


「よっしゃ、来た!」とうれしい気持ちでした。昨年、私たちの研修を担当してくださった1年上の先輩方がとてもかっこよかったので、憧れから自分もやってみたいなと思っていました。学生時代に情報系を専攻していたため、入社当時から同期に自分が把握している範囲であれば教える機会もあったので、そういった自分のことを会社は見てくれていたのだとうれしくなりました。
また、モチベーションが高かったため、自らリーダーに立候補しました。


私は正直選ばれるとは思っていませんでした。橋本君と違って文系の学部出身で未経験からの入社の私よりも、同期の中にもっとAWSに精通している人がいたので、自分が任命されて驚きました。
でも、未経験から資格を取得するなど積極的に取り組む姿勢を評価されたようで、もっと活躍してほしいという期待を込めて選ばれたと聞いて頑張ろうと思いました。何より、昨年研修を担当してくださった先輩方は2年目とは思えない素晴らしい研修をしてくださったので、自分も新卒社員の人たちにそのような姿を見せたいと思いました。


私も山本君と同じで自分が選ばれると思っておらず、完全に油断していました。私は選ばれた同期の中で唯一の開発セクション所属でAWSを業務で頻繁に触っていたわけではないので、そんな私がAWS研修の講師をやっていいのかな?と。
ですが、私のように未経験からエンジニアを目指す新入社員のロールモデルになってほしいという任命理由を聞いて、頑張らなくてはと思いました。

昨年度を参考にしながら研修準備をスタート
ミーティングの定例化やスケジュール管理の可視化でスムーズに進行

では、どうやって研修準備をすすめていったのか教えてください。


コロナ禍ということもあり、本番の研修も、事前準備もすべてオンラインで行いました。研修から6か月前のキックオフミーティングの段階では何をどうしていったらいいのかまったくわかりませんでした。そこで、1か月期間をとって、昨年の先輩方はどのようにすすめていったのかを調べました。


どのように調べたのですか。


先輩方の過去のやりとりや制作した資料が閲覧できるようになっていたので、それらを活用しながらどういうタスクがあるかを洗い出しました。洗い出したタスクをもとに、それぞれの役割を決めてすすめていきました。スケジューリングは妻鳥さんにお願いしました。


準備段階では先輩たちからのサポートはありましたか?


前年度に講師を務めた先輩が3名、監修者としてサポートしてくださいました。スケジュール進行に関して、「ミーティングを定例化しては?」といった具体的なアドバイスをいただき、とても助かりました。
アイレットには24時間365日の運用保守を主に行っているMSPというシフト勤務のセクションがあります。そこに所属する社員は突発的なミーティングには参加できないリスクがあったので、事前にMSPの社員に合わせてミーティングのスケジュールを組みました。そのおかげで、欠席者は一度も出ませんでした。


妻鳥さんのスケジュール管理素晴らしかったです!


ありがとうございます!
視覚的に「いつまでに何をやる」ということがわかりやすくなるよう、Googleのスプレッドシートにてスケジュール管理をしました。それがうまく回ったと思っています。

今年度は新たに2つのセッションを追加!

今年度ならではの取り組みはありましたか。


2つ新しいセッションを追加しました。ひとつ目は、構成図作成のセッションです。これは、昨年研修を担当された先輩方から「各AWSのサービスひとつひとつのつながり、関係性、ネットワークの組み方などを目で見える形で描写した方が理解しやすい」と助言をもらって追加したセッションです。
ふたつ目は、「Next Stage」というセッション名で、この研修を受けた後にどのようなアクションを起こしていけばいいか、今後にどのようにつなげていくかという内容のセッションです。研修後、次にどう動いていけばいいかを明確にした方がこの研修がより意味のあるものになると思い、同期メンバーに提案しました。


私自身も昨年AWS研修が終了した後に自分でさらに勉強したいと思ったものの何をやればいいのかわからなかったので、このセッションの追加は素晴らしい提案だと思い、賛成しました。


去年の研修を参考にしながら自分たちの意見を取り入れてアップデートしているんですね!
そのほか、何か追加で行ったことはありましたか?


各AWSサービスの概要説明では出てこないものの、実用性の高い、細かいIT用語などをしっかりと盛り込むことを意識しました。
より実務で役立つ情報を伝えられたのではないかと思っています。

当日を想定してリハーサルを実施。不測の事態の対策も万全に

そのほか、何か工夫したことはありましたか。


事前にメンバーで当日のリハーサルを行い、質問をし合って想定問答集をつくりました。このリハーサルによって、本番もスムーズに進行できたと感じています。


研修スケジュールがタイトだったので「もし時間がなくなったらこうしよう」「こういうことが起こったら、こう対処しよう」と事前に相談して決めていました。実際の研修でも想定していた自体が起こったのですが、予め備えていたおかげでスムーズにすすめられましたね。


個人的には、来年にもしっかりと残せるプロジェクトにしたいと考えWBSツールで記録していくことを心がけました。来年講師に任命された人が見たら一目でわかることはもちろん、自分たちが来年アドバイスする際にも便利だと思っています。
また、スライドの命名規則を統一するなど、細かいところまで“わかりやすさ”を心がけました。

事前にしっかりとリサーチし研修内容を取捨選択

苦労したことはありましたか。


私たちのときは研修期間が3日+半日だったのですが、今回は2日に短縮されていたので、研修スケジュールの組み方に苦労しました。どこに時間を割き、どこを削るかという判断が必要になりました。


どのように取捨選択していったのでしょうか。


今年の新入社員は内定者時代にAWS公式の研修を受けていたので、私たちもその研修内容を確認するなどして、既に習っている部分は省いていき、座学よりもハンズオン中心に構成していきました。


他にも入社前にAWS認定資格の社内勉強会の動画を見ているとのことだったので、新入社員の人たちに対し「社内勉強会動画を見たときに理解しきれなかった箇所はどこか」などのアンケートをとり、その結果も参考にしながら構成や内容を考えました。


他に苦労したことはありましたか。


やはり準備もミーティングもすべてオンラインというところは苦労しました。講師のメンバーは、東京、大阪、名古屋とバラバラの拠点でしたので、ちょっとしたことを相談するにもしっかり事前に時間をとる必要がありました。
そのため、やはりミーティングを定例化していたことは大いに役立ちました。

周囲の理解があり、準備にしっかりと時間をとれた

業務の合間を縫っての準備は大変ではなかったですか。


「新卒2年目が1年目の研修をする」というこの文化が社内でもきちんと認知されているので、業務もサポートしてもらえ、問題なく準備がすすめられました。


上司も応援してくださっていたので、取り組みやすかったですね。私の場合、インフラ系の知識が明らかに不足していたため知識の補完にはとても時間がかかりました。そのため「この日は1日中研修準備に時間をあててもいいですか」と相談した際にも快くOKいただけたことはとてもありがたかったです。

理解度アンケートの結果は良好!手応えバッチリ

では、満を持しての本番を終えた現段階での感想を聞かせてください。

とてもうまくいったと思います!研修の前後でアンケートを取り、習得度合いを調べたのですが、たった2日間で目に見えて理解度が上がっていて、その客観的指標でもうまくいったと実感しています。


自分が理解していると思っている内容でも、いざ人に教えるとなると難しく感じることがあり、自分が本当の意味で理解できていないことに気づくことができました。そのため、しっかりと学び直すこともできました。人に教えるというめったにない経験をできて、自分の成長にもつながりました。


当初、専門性が乏しい私が教えてもいいのかな?と不安に思っていたのですが、研修を終えた後に「楽しかった」「もっとやってほしい」という声を受講者からいただけて、やってよかったと思いました。
また、私たちの世代は入社式からずっとオンライン。入社以来、同期同士で直接集まって何かをする機会がほとんどなかったので、このようなプロジェクトは大変貴重で、同期同士の絆が深まったと感じています。


そうですね。同期同士ということもありますし、拠点を超えて、事業部を超えてのプロジェクトを今の段階で経験できたのは財産になりました。

1年上の先輩だからこその視点で意味のある研修に

研修を終えてみて改めて、新卒入社2年目の社員が新入社員研修を担当することに関してどのような感想を持ちましたか。


正直なところ、私自身の知識が十分ではなかったので、1年次上の社員が研修するというのはいいことなのか?と疑問はありました。
しかし、今回の研修を終えてみると、年の近い先輩から教えてもらえることに価値を感じてくれている新入社員が多くいましたし、1年上の先輩にどんなことを知っている人がいるかを認識できることは新入社員にとってプラスになると思うようになり、今ではいい制度だと思うようになりました。


確かに新卒社員にとって“視点”が一番近い先輩は新卒2年目社員だと思うので、技術のスペシャリストから学ぶのとは異なる利点ですよね。


そうそう。自分が新入社員の頃「どこがどのようにわからなかったか」を覚えていられるギリギリのタイミングが今だと思うので、そういった視点を生かしながら研修をできるのはいいなと思いました。


新卒社員の人たちも「来年は自分たちが教える側なんだ」と自覚することで「1年でここまで成長しなきゃ」という目標ラインが見えるのがいいですよね。


毎年このスタイルの研修を繰り返すことでノウハウが蓄積されてきているため、研修の内容がどんどん進化していっている点が素晴らしいなと思います。

「同期で協力して、来年度はさらにパワーアップした研修をしてください」

それでは最後に、来年講師を務める新卒社員へのメッセージをお願いします。


同期がともにつくり上げることに意味があると思います。ひとりで抱えずに、頼り、頼られ、連携していけばいい結果につながると思うので、それぞれの得意な部分を生かしながらチームワークよく頑張ってほしいです。
もちろん準備期間は大変ですが、研修を終えた後に自分自身の成長も感じられると思いますし、同期とのいい思い出ができますよ。


そうですね。同期を大切にする文化も引き継いでいってほしいです。私たちもそうですが、今の新入社員の人たちも入社後もリモート出社が続いていると思うので、この機会を同期とよりつながるチャンスととらえてほしいですね。個人的には、新入社員が受けるオンラインのAWS研修の中ではトップレベルにクオリティが高い研修だと思っているので、さらにパワーアップさせてほしいです。


そうですね。年々何かしらグレードアップしていっているので、今回私たちの研修を受けた上で「もっとこうした方がいいのではないか」と思ったことを、自分たちが担当するときに反映させてほしいですね。ただ、来年行う研修でも今年の代の誰かが必ずサポートに付くのであまり気負いすぎず、とにかく楽しんでほしいです!


次回、後編は技術研修についてお届けします!ぜひご覧ください。

羽鳥 愛美

羽鳥 愛美

2016年3月入社。アイレットの広報担当。 新潟県小千谷市出身。おいしいお肉とビールが好き。