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2021.06.21 MON

Azure VM のバックアップ/リストア方法

新川 貴章

WRITTEN BY 新川 貴章

概要

  • 今回は、Azure VM をバックアップする方法・リストアする方法をご紹介します。バックアップには、Azure Backup Recovery Services コンテナーを使用します。AWS の場合、DLM(Data Lifecycle Manager)やAWS Backup を使用したバックアップが可能ですし、シンプルにEC2 インスタンスからAMI を取得した手軽なバックアップも可能です。Azure の場合は、どの様に VM をバックアップ・リストアするのでしょうか。今回、改めて確認した結果をまとめます。
  • Azure Backup で、VMを復元する際は、下記のオプションが利用できます。
    • 新しい VMを作成する: 復元ポイントから VM を作成して起動する。
    • 既存を置き換える: ディスクを復元し、既存の VM 上のディスクを置き換える。VM が削除されている場合は、使用できない。
  • VM の復元では、指定したストレージ アカウントにディスクがコピーされます。事前にストレージ アカウントを準備する必要があります。ストレージ アカウントの作成についても、本記事で説明しております。

Azure VM のバックアップ方法

Azure VMをバックアップする

  • Azure Portal から「Recovery Services コンテナー」を選択します。下記の画面が表示された場合、既存の Recovery Services コンテナーはないため、VM のバックアップは設定されていないことを表します。

  • Azure Portal から「Virtual Machines」を選択します。始めに、対象の VM を選択します。
  • 左側のメニューから「バックアップ」を選択します。「Azure VM 用の Azure Backup へようこそ」の画面が表示されるため、「新規作成」を選択します。
  • バックアップ コンテナー」の名前を入力、「リソース グループ」、「バックアップ ポリシーの選択」を指定します。

  • 必要に応じて、「このポリシーを編集する」を選択し、バックアップ ポリシーをカスタマイズします。
  • 今回は、「ポリシー名」、バックアップ スケジュールの「頻度」、「時刻」、「タイムゾーン」、インスタンス リストアの「インスタント回復スナップショットの保持期間」、保有期間の範囲の「毎日のバックアップ ポイントの保持期間」を設定しております。

  • 補足として、バックアップ コンテナーは新規に作成し、バックアップ ポリシーに既存と同じ名前を指定すると下記のエラーが表示されます。
    • 「ポチシー名が既に使用されているかどうかを確認できませんでした。」
  • 実際は、バックアップ コンテナーが異なれば、バックアップ ポリシーに既存と同じ名前が使用できます。この場合は、あらかじめ「Recovery Services コンテナー」からバックアップ コンテナーを新規に作成して、その後で「Virtual Machines」の「バックアップ」から「既存のものを選択」を選べばエラーになりませんでした。

  • 次に、Azure Portal から「Recovery Services コンテナー」を選択します。以下の通り、Recovery Services コンテナー が新規に作成されたことが確認できます。

  • 左側のメニューから「バックアップアイテム」の「Azure Virtual Machine」を選択します。

  • 以下の通り、VM のバックアップ アイテム一覧が表示されます。「バックアップの事前チェック」が「成功」となっていることを確認します。
  • また、未だ初回のバックアップが取得されていないため、「前回のバックアップの状態」が「警告」となっていることが確認できます。

  • さらに、バックアップ アイテムを選択すると、以下の様にバックアップ アイテムの詳細が確認できます。今回は、「今すぐバックアップ」を選択して、初回のバックアップを実行します。

  • バックアップの保持期限を指定します。(先ほどバックアップ ポリシーに指定した期間で可)

  • すべてのジョブの表示(過去 24 時間)」を選択し、Backup Jobs から開始したジョブの状態を確認します。バックアップ開始直後は、ステータスが「In progress」となり、バックアップが完了すると、ステータスが「Completed」に変わります。これで、初回のバックアップが取得出来ました。

  • この結果として、VM のバックアップ アイテム一覧にて、「前回のバックアップの状態」が「成功」に変わりました。

Azure VM のリストア方法

ストレージ アカウントの作成

  • VM をリストアする際に、ストレージ アカウントが未作成の場合は、先ずストレージ アカウントを作成します。Azure Portal から「ストレージ アカウント」を選択します。
  • 「追加」を選択します。

  • 新しいストレージ アカウントのサブスクリプションを選択します。
  • このストレージ アカウント用に新しいリソース グループを作成するか、既存のものを選択します。
  • ストレージ アカウント用に一意の名前を選択します。 (アカウント名の長さは 3 ~ 24 文字で、数字と小文字のみ使用可)
  • ストレージ アカウントの適切なリージョンを選択します。
  • パフォーマンスに「Standard」を選択します。(待機時間を短くする必要がある場合に、「Premium」を選択するのも良いです)
  • 冗長性を選択します。各オプションの意味は下記となります。詳細は、こちらのドキュメントを参照。今回は、検証のため「ローカル冗長ストレージ (LRS)」を選択しています。
    • ローカル冗長ストレージ (LRS) → プライマリ リージョンの 1 つの物理的な場所内で、データを同期的に 3 回コピーします。 LRS は最もコストのかからないレプリケーション オプションですが、高可用性を必要とするアプリケーションには推奨されません。
    • geo 冗長ストレージ (GRS) → LRS を使用して、プライマリ リージョンの 1 つの物理的な場所内で、データを同期的に 3 回コピーします。 その後、セカンダリ リージョンの 1 つの物理的な場所にデータを非同期的にコピーします。 セカンダリ リージョン内のデータは、LRS を使用して同期的に 3 回コピーされます。
    • ゾーン冗長ストレージ (ZRS) → プライマリ リージョンの 3 つの Azure 可用性ゾーン間でデータを同期的にコピーします。 高可用性を必要とするアプリケーションでは、プライマリ リージョンで ZRS を使用し、セカンダリ リージョンにもレプリケートすることをお勧めします。
    • geo ゾーン冗長ストレージ (GZRS) → ZRS を使用して、プライマリ リージョンの 3 つの Azure 可用性ゾーン間でデータを同期的にコピーします。 その後、セカンダリ リージョンの 1 つの物理的な場所にデータを非同期的にコピーします。 セカンダリ リージョン内のデータは、LRS を使用して同期的に 3 回コピーされます。

Azure VMを復元する

  • バックアップ アイテムを選択して、以下のバックアップ アイテムの詳細を表示させます。「VM の復元」を選択します。

  • 以下の画面で、復元ポイントを選択します。

  • 以下の画面が表示されます。今回は構成の復元に「既存を置換」を選択、ステージングの場所に先ほど作成したストレージ アカウントを指定します。

  • Azure VM の復元が開始されました。Backup Jobs からジョブの状態が確認できます。

  • ジョブの「View details」を押すと、詳しい進捗が表示されます。

  • 無事に、VM の復元が完了しました。

  • 上記方法で定期的なバックアップを設定し、有事の際にVM のリストアが可能です。お役立て下さい。

関連資料

In this article, learn how to back up either a singular Azure VM or multiple Azure VMs with the Azure Backup service.
Restore an Azure virtual machine from a recovery point by using the Azure portal, including the Cross Region Restore feature.
BLOB、ファイル、キュー、テーブルを格納するためのストレージ アカウントの作成について説明します。 Azure ストレージ アカウントには、データの読み取りと書き込みを行うための Microsoft Azure の一意の名前空間が用意されています。
Azure Storage でのデータ冗長性について説明します。 Microsoft Azure Storage アカウント内のデータは、持続性と高可用性を保証するため、レプリケートされます。

元記事はこちら

Azure VM のバックアップ/リストア方法

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