New Relicを使うに当たってサーバーにエージェントをインストールするとより詳細なメトリクスが取得できます。
また、「on-host integrations」というプラグイン群を追加すると、さらにサーバーでなにが起きているか詳しく知ることができます。
手始めのエージェントインストールと一部設定方法を残しておきます。

インストールした環境

  • AWS EC2
  • Amazon Linux2 or Windows Server2019

注意点

New Relicのバージョンによって管理画面の構成などが異なることがあります。

概要

手順はとても簡単です。
必要なことはサーバーへのSSHおよびRDPログイン。
Linux/Windowsともにコマンドを実行するだけです。
互換性や要件などは下記公式ドキュメントで確認してください。
https://docs.newrelic.co.jp/docs/infrastructure/install-infrastructure-agent/get-started/requirements-infrastructure-agent

手順 – エージェントインストール

① 管理メニューの「Add more data」を選択し、一覧より「Host operating systems」の対象OSを選択

Linux(Amazon Linux2)の場合

Windowsの場合

② 対象のNewRelicアカウントおよびOSのバージョンを選択し、インストールコマンドを生成

Linux(Amazon Linux2)の場合

Windowsの場合

③ 対象のNewRelicアカウントおよびOSのバージョンを選択し、インストールコマンドを生成

あとは生成されたコマンドをLinuxならbashなど、WindowsならPowerShellで実行するだけです。
実行後、数分してからNewRelicの Infrastructure > hosts などでサーバーが表示されているか確認します。

手順 – プロセスメトリクス取得

下記設定ではOSで管理できる全てのプロセスに関するメトリクスを取得します。
プロセスをフィルターしたい場合は下記を参照
https://docs.newrelic.co.jp/docs/infrastructure/install-infrastructure-agent/configuration/infrastructure-agent-configuration-settings#include-matching-metrics

① newrelic-infra.ymlに有効化の設定を記述

1行追記するだけです!
簡単!
Linux: /etc/newrelic-infra.yml
Windows: C:\Program Files\New Relic\newrelic-infra\newrelic-infra.yml

license_key: 3***********L ←デフォルトでの記載行です

# ここから下を追記
# プロセス監視
enable_process_metrics: true

② エージェントを再起動

Linux(Amazon Linux2)

$ sudo systemctl restart newrelic-infra

Windows

PS C:\Users\Administrator> Restart-Service -Name newrelic-infra

③ 管理画面で設定反映を確認

1行追加するだけで、サーバーで実行されているプロセスやWindowsサービスについてCPU使用率やメモリ使用率が把握できるようになります。
とても簡単。

他にもMySQLやapache固有のメトリクスを取得できたり、コンテナやdockerにインストールできたりします。
いろんな環境で触ってみたいと思います。

参考サイト:
https://docs.newrelic.co.jp/docs/infrastructure/install-infrastructure-agent/get-started/install-infrastructure-agent

元記事はこちら

初心者のNewRelic。エージェントをインストールしてみる。