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2020.07.06 MON

2020年06月のCPU事情

武川 努

WRITTEN BY 武川 努

この文書は?

2020年6月現在のPC用/サーバー用のCPUについてのメモ書きです。

簡単なまとめ

  • PC、サーバーのCPUはx64が主流。スマホ、組込み系ではARMが主流
  • コア数は10を超える
  • 5GHzを超えるクロックのCPUがある
  • 単体CPUの性能ではAMDがIntelを圧勝中(後述)
  • AWSのEC2はXeon、EPIC、さらにARM系のCPUがリリースされているので安価にためせる

Intel

XeonとCoreシリーズの違い

サーバー用途用に、CPU数、IOまわりが大幅に強化されているのがXeon。価格も相当強化されている。
インテル®製品の比較

  • 価格。Xeonプロセッサは100万円越え。Coreシリーズは数万円
  • 対応ソケット数。Xeonは8ソケットまでいける。
  • コア数。Xeonのほうが多い。8380HLだと28コア
  • TDP。Xeon 250W って火がでそう。
  • 内蔵GPUはCoreシリーズのみ。
  • PCI Expressのレーン数。Xeonが3倍
  • メモリはサイズも速度もXeonが上。XeonはRIMM。ECCメモリも対応

Core™ i9-10900K

コア数10、最大周波数5.30GHz、TDW 125W。

Xeon® Platinum 8380HL

コア数26、最大周波数4.30GHz、TDW 250W、最大メモリサイズ4.5TB

AMD

Intelより速い理由

AMDはCPU生産をTSMCに依託しており、TSMCのプロセスルール、世界でもっとも技術力の高い 7nmでCPUを生産できる。
対してIntelは自社工場で10nmのプロセスルールの構築に失敗して、現在作成しているCPUは 14nmとなっている。
プロセスルールが半分になると、同じ面積で作れる素子数が4倍になるし、また素子のサイズちいさければ、
高速になり、消費電力も下げられるので、この差はとても厳しい。
TSMCは世界一の半導体ファウンドリーで、AMD以外にもApple、Nvidiaなどの最新プロセッサを製造している。
この差はまだ2年ほど解消できないらしいのでIntelの苦境は続く。

Ryzen™ Threadripper™ 3990X

コア数64、最大周波数4.30GHz、TDP 280W
(Xeonよりコア数がおおいw)

AMD EPYC™ 7H12

コア数64、最大周波数3.30GHz、TDP 280W、最大メモリサイズ (たぶん) 512GB。

おまけ

XeonとEPYCの比較

CPU単体の性能はEPYCのほうが優れているが、Xeonは 8CPU対応、最大メモリサイズ4.5TBという点で、(カタログ上の話では)エンタープライズ用途でXeonが選択される場合も十分ある。

実際にCPUをためしてみたい人は?

AWSでためせます(他のクラウドベンダーでもためせるかとおもいます)。

Xeonはここで例をあげた8380HL はまだリリースされていないようでその前の世代となりますが、c5インスタンスとなります。

EPYCサーバはAWSのEC2だとカスタムCPUですが、c5aインスタンスになります。ためした人もいるようです。
Gen2 EPYC を搭載する「c5a」インスタンスの性能をOpenSSLで確認してみた

書けなかったこと

ARM系のCPUについても書きたかったのですが、時間ぎれとなりました。また今度。

元記事はこちら

2020年06月のCPU事情

武川 努

武川 努

構築担当。日々、AWSに触れ学んでおります。

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cloudpackは、Amazon EC2やAmazon S3をはじめとするAWSの各種プロダクトを利用する際の、導入・設計から運用保守を含んだフルマネージドのサービスを提供し、バックアップや24時間365日の監視/障害対応、技術的な問い合わせに対するサポートなどを行っております。
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