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2018.01.26 FRI

CES2018視察レポート#2 〜異なる役割の3人が『気になったモノ』

増田 隆一

WRITTEN BY 増田 隆一

2018年1月9日~12日に米国ラスベガスで開催された家電見本市『CES2018』にcloudpackから視察に参加していたのは、エバンジェリストの後藤和貴とR&Dの山口与力、そして私・マーコム兼cloudpack.media編集長の増田、以上3名でした。

広大なCES会場を見てまわる際、その多くを別行動にしていた私たち。こんなモノを見つけた、あれはスゴイぞと発見したモノの情報から、会場で口にした食べ物の美味かった・不味かった情報まで(ラスベガスで美味い食事にありつこうとしたら切実)、常に情報交換をしながら、自分の目で確認をするために会場を移動するというのを繰り返していました。

CES2018視察レポート#2では、エンジニアの目線(山口)、マーケの目線(増田)とエバンジェリストの目線(後藤)、それぞれの異なる視点でCES2018を歩き回って発見した「気になったモノ」を抜粋してお届けいたします。

エンジニアが気になったモノ(by 山口与力/R&D)

Nokia – Nokia Sleep


ベッドのマットレス下に敷くタイプの睡眠センサー。

既存のアクティビティトラッカー製品でも睡眠データの取得はできますが、腕に巻きつけて寝るのは嫌だと考えている人にとって、この睡眠センサーのニーズはかなりありそうです。

さらにIFTTT連携で、起きた時に自動で何かをさせるなど、いろいろな使い方ができそうですね。
https://health.nokia.com/jp/ja/sleep

QNAP – TS-1277


世界初のAMD Ryzen搭載NASだそうです。

さらにGPUも搭載可能とのことで、会場のデモではCaffeを使ったディープラーニングをこの中で動かしてるんだよ、と解説してもらいました。もはや『ストレージ』と呼ぶには収まりきらないパワフルさです。
https://www.qnap.com/ja-jp/product/ts-1277

PrivacyShield


各国のスタートアップが群雄割拠していた『エウレカパーク』で面白いと思ったモノの1つです。

Amazon EchoやEcho Dot用のプライバシー保護装置で、原理は物理的にかぶせてノイズを出力することでEchoに音声を聞き取らせないようにするという非常にシンプルなもの。

開発の動機として、スマートスピーカー利用者の多くはプライバシーが気になっているし、本体のミュートボタンは信頼できないと思っているから、とのことです。
https://getprivacyshield.co/

NVIDIA


スマートカー、自動運転技術がひしめく自動車関連産業各社の中にブースを構えていたのが印象的でした。

GPUはもはやゲーム用途だけではないと言われて久しいですが、実際にその様子を実感することができました。

NVIDIAブースでは、自動運転向け車載コンピュータのデモとして、実際の公道で走っている様子の動画が上映されていました。
https://www.nvidia.com/ja-jp/self-driving-cars/drive-px/

Roland


オーディオ製品のブース群の中であまり楽器メーカーを見かけない中、広々としたブースを構えて異彩を放っていました。

写真は無線ギターアンプ『KATANA-AIR』をデモ演奏するギタリスト。Led Zeppelinのリフを格好良く弾きこなしていましたよ!
https://www.boss.info/jp/products/katana-air/

マーケが気になったモノ(by 増田隆一/MarCom)

HYPERVSN

ロンドンに本社のあるkino-mo社による3Dホログラム展示。CES2018が初展示じゃないらしいけど、初めて見た筆者には斬新でした(これは動画じゃないと伝わらない!)。

まさに『空中ディスプレイ』。サイネージで活用したら抜群のアピールができること間違いなしでしょう!

原理は、LEDが内蔵されたX字型のプロペラを高速回転させることで、人間の目には残像が立体的に浮かんで見えるというもの。静止画で横から見るとなんとなくその原理がわかるかも。本体は1台あたり、たったの2.8kgなので壁にマウントするのも簡単そう。

帰国してまもなく『WBSトレンドたまご』でも紹介されたりしていましたので、日本にも代理店があるようです。日本でも、イベントや街のどこかで見かける日は近いはず!
https://kino-mo.com/#hypervsn

La FRENCH TECH


モノというより、ブランディングという観点で感服。『La FRENCH TECH(フレンチテック)』は、数年前からフランス政府主導でスタートアップ企業を支援する取り組みのこと。

多国籍のスタートアップ企業のブースが所狭しとギッシリ詰まっている『エウレカパーク』という会場で、このロゴマークを掲げたフランス発のブースが物凄い存在感を放っていました。嫉妬するレベルでカッコイイ。おいおい我らが日本はどこへ行ったのだ?(ションボリ)

La FRENCH TECHで展示されていたモノもいくつか。


ネコ用IoTの『ゴハン&水やり器』は、日本で私の帰りを待つ愛猫を思い出して説明に聞き入ってしまったという個人的な興味で。吹き出し風のカワイイ顔を持つスマートアシスタント『LinTO』は、オープンソース。AIロボットは、なんとなく日本の少女マンガに近い表情で近寄ってきたのが印象的でした。

360度カメラ

360度カメラそのものに珍しさはあまり感じませんが、とにかく種類はたくさん展示されていました。写真のカメラはtamaggoという卵型の360度カメラ。なのに日本での販売はないという(笑)

ブースの人の「360度ビジネスがね〜」という説明に「ほう!」と思いました。そう呼べる規模の市場が存在するということですもの!

blink


スマートホームの製品を探していたらドアベルカメラ『blink』に遭遇。カメラからの映像は手元のスマホで観たり会話ができるとか、想像どおりの機能なのですが、バッテリー駆動で電源の引き回しが不要なので設置が簡単な上に、バッテリーが2年も持つというのが素晴らしい。
https://blinkforhome.com

車載Alexa関連アクセサリー


Ankerブースにあった「シガーソケットタイプのAlexa車載デバイス」。

シガーソケットから給電する小型デバイスで、テザリングでスマホにつないでAlexaを利用する。マイクは2つ。騒々しい車内で音声を拾う必要があるので、ノイズキャンセル・エコーキャンセルなどの機能が備わっているとのこと。できることはAlexaそのものですが、取り付けが簡単という点で興味深いですね。日本での発売が待たれます。

GPSデバイスが得意なGARMINブースには、Alexa搭載カーナビ『GARMIN SPEAK』が。ほとんどの車両にカーナビが付属している時代に、これがどれほど役に立つのかなー?とは思いましたが、とにかく「Alexa、○○に行きたいぜ」って話しかけて、なんとなく右行け左行けとナビしてもらいたい人には重宝するのかも。

ataraina DEODORANT ONE

シューキーパー型のオゾン発生デバイスで靴の脱臭・殺菌ができるという、一部のcloudpack社員にニーズが高そうな製品(笑)。

効果のほどはわかりませんが、いかにも家電見本市らしい製品だったので気にしていたら、なんと京都の商社でした。靴が臭くなると悩んでいる方がいましたら、ぜひ応援してあげてください!
http://www.ataraina.com/deodorant-one/

エバンジェリストが気になったモノ(by 後藤和貴/事業戦略)

ZTEの二つ折りAndroidスマホ

日本でもドコモが発表済みのZTE製二画面Android端末ですが、見た目は非常にインパクトがありました。


開くと広く使えて便利ですし、動画も大きく画面で観られます。メーラーなどのアプリでは、左画面に一覧表示、右画面にメール本文表示というPC向けアプリによくあるスタイルになっていましたが、しかし、動画は真ん中に切れ目が出るし、そこまで広い画面が必要なシーンはないんじゃないか?と思ってしまった。たくさんの人が見て触って楽しんでいたのですが、これ本当に売れるのかな…。

Tello

ドローンで有名なDJIが技術提供して話題になっていたRyze Technology社のTello。

プログラミング可能なトイ・ドローン的な立ち位置の製品。わずか80gの機体でHD画質(720p/30fps)で録画も可能。GPSは非搭載だけど、ポジショントラッキング機能やフリップなどのアクロバティックな飛行など優れた機能満載で、たったの$99!

DJI由来のフライトコントロール機能で機体制御が素晴らしかった。プログラミング学習ツールで有名なSCRATCHでプログラム可能なのも試してみたいところ。

https://www.ryzerobotics.com/mobile

Ford Motor Company


自動運転カーとして、お買い物を想定した車を展示していました。購入したユーザーの家の前にまで自動で来て、暗証番号を入れてドアを開けて荷物を受け取る仕組みだそうです。

Amazon Alexa

写真はAmazonの方にご招待いただいた『Alexaプライベートブース』の様子。エコシステム内のさまざまな部品やプロダクトが展示されていました。



Bluetooth機器への導入が容易な『Alexa Mobile Accessory Kit』により、プロダクトのバリエーションが格段に広がっています。マイクだけでも複数社からさまざまな性能・サイズのものが出てるくらい、Alexa対応デバイスを作るためのエコシステムの充実ぶりがよくわかります。
https://developer.amazon.com/blogs/alexa/post/564685cf-0b1b-4fe4-824e-2ce1e88e3e78/amazon-alexa-mobile-accessories-a-new-alexa-enabled-product-category-with-dev-tools-coming-soon

脳波が測れるVRスコープ


これまで進んだVRデバイスでもアイトラッキングどまりだったのが、この製品は6種類の脳波をセンシングしてアプリケーションの入力値として利用可能になっています。

脳波を使ってその人がいまVR映像のどこを見ているか、注目点の移動を記録するデモをしていました。脳波だから相当大きな機材かと思いきや、想像よりもコンパクトでかなり商用化の可能性が高いように感じました。

ホワイトレーベルのIoT体重計

何処かで見た記憶があるデザインの体重計で……中国のメーカーが製造している様子。ホワイトレーベルなので「あなたの会社のロゴを入れてすぐ発売しましょう」と言われた。cloudpackロゴの体重計を作ることになったらご連絡しないといけない(笑)

Hey Google

CESの会場どころか、ラスベガスのあちらこちらに存在する『Hey Google』コーナー。CES会場が停電していたときは、会場の外にあった『Hey Google』コーナーは、外に追い出された人たちの良いひまつぶしになっていた様子。



Alexaに負けてなるものか!と言わんばかりに、街のサイネージでもプロモーションをしていました。やり過ぎで、逆に引いてしまうほど。

CES番外編

ベラージオの噴水ショーで250機のドローンが舞う!

ベラージオホテルの名物とも言える噴水ナイトショーでIntelが250機のドローンを飛ばすというので、駆けつけてきました。さまざまな色で光らせることができるライトを積んだドローンが『Stargazing』の曲にあわせて、隊列を変えていく様子は幻想的で息をのむほど。ラストにちゃんと『Intel』の宣伝も入って『インテル飛んでル!』。2月の平昌オリンピックでも飛ばすらしいですよ!

増田 隆一

増田 隆一

2015年にアイレット入社。cloudpackのマーケティングコミュニケーション担当 兼 採用マーケティング 兼 cloudpack.media編集長。ネコを愛する泡盛マイスター。虎ノ門界隈の飲食店制覇という壮大な野望を遂行中。