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2017.04.18 TUE

野球ファンの心を掴むBASEBALL GATE
streampack LIVEでドラフト会議をライブ配信

増田 隆一

WRITTEN BY 増田 隆一

博報堂DYメディアパートナーズが運営する、野球をテーマにした情報サイト『BASEBALL GATE』は、2016年10月17日にオープンしました。「野球愛を、未来へ。」というキャッチコピーのとおり、侍ジャパンのトップからアンダーまで、プロ・アマ、メジャー・マイナーを問わずに日本の野球のすべてを網羅するという、既存のメディアとは一線を画すサイトです。

日本を代表する国民的なスポーツ文化の一つである野球ですが、近年は競技人口が減少傾向にあると伝えられています。しかし、野球人気は今なお健在であり、数あるスポーツの中でも突出してファンが多いのも事実です。BASEBALL GATEはこうしたニーズに応えるべく、さまざまな側面から深掘りした野球の情報提供を目指しています。

『プロ野球ドラフト会議2016』のライブ配信

BASEBALL GATEのオープンは、10月20日に開催された『プロ野球ドラフト会議』をターゲットに準備を進めていました。BASEBALL GATEにとって最初の目玉コンテンツとなるドラフト会議は、cloudpackが提供する『streampack LIVE』を利用してライブ配信を行い、想定以上の集客を実現することができました。

2016年のドラフト会議はテレビ放送でも中継されていましたが、テレビは球団関係者の集まる会議場を中心に流しますので、BASEBALL GATEでは野球ファンにより濃い情報を届けようと考えました。

まず、BASEBALL GATEでは4人の有力候補選手に注目しました。ドラフト会議の超目玉とされる田中正義(創価大)、佐々木千隼(桜美林大)、今井達也(作新学院)、寺島成輝(履正社高)の4人に密着し、各選手の記者会見場から緊張の瞬間をライブ中継しました。球団からの指名を待つ4選手の緊張する表情や、応援する周囲の関係者の様子をライブ配信したのです。

ドラフト会議で指名を受ける選手は他にもいます。BASEBALL GATEでは、約50名の候補選手がどの球団から指名を受けたのか、分かりやすい速報マップを作ってリアルタイムに情報発信しました。Twitterも活用し、速報を発信しながらリアルタイムツイートも行いました。こうした取り組みが奏功して、多くの野球ファンの目に止まり、結果的にユーザーの囲い込みが加速できたのです。

BASEBALL GATE β版サイト

クラウドならすぐに準備できる

ドラフト会議のライブ配信は、時間との闘いでした。テレビ放送向けに配信が決まっている中で、インターネットで何を配信していくのかという企画もさながらに、配信権利が獲得できるかどうか直前まで決まらないのが最大の課題でした。

博報堂DYメディアパートナーズ 動画ビジネス局 動画ビジネス部 メディアプロデューサーの山本浩二氏は、次のように語ります。

「ドラフト会議のライブ配信は、BASEBALL GATEにとって最初の大きな目玉となるコンテンツでした。しかし、配信権利というものは本当に複雑で、インターネットに流せるか流せないか、ギリギリの調整が続いたのです。やっと権利が得られたのはドラフト会議の直前で、cloudpackが短期間で配信環境を用意してくれたことで実現できたのです。」

cloudpackにとっても、チャレンジなスケジュールでライブ配信の依頼が舞い込んできたのは事実でした。クラウドがあれば環境がすぐに準備ができるのはもちろんですが、イベント対応で鍛えられたcloudpackの知見やスタッフの機動力が最大限に活かされたのは言うまでもありません。

ドラフト会議のライブ配信の成功を礎に、2016年10月28日~11月6日にメキシコで開催された『第1回 WBSC U-23ワールドカップ』のライブ配信もstreampack LIVEで行われました。メキシコとの時差もあり、日本では深夜から早朝にかけてライブ配信され、日本代表が優勝するまでの全試合をBASEBALL GATEが追いかけ続けたのです。

WBSC U-23ワールドカップのライブ配信では、博報堂DYメディアパートナーズから広告代理店ならではの要望もあり、冒頭にCMを挿入するなどの新たな試みがありました。

3社の強みを結集したBASEBALL GATEサイト

博報堂DYメディアパートナーズは、プロ野球のセ・パ交流戦、オールスターゲーム、ドラフト会議をはじめ、アマチュア野球も含めて年間を通して野球ビジネスに関わっていて、野球界との太いパイプがあります。そうした野球ビジネスをさらに拡大させるテンプレートになるべく、BASEBALL GATEを企画しました。

博報堂DYメディアパートナーズは、Webサイトプラットフォーム構築が本業ではないため、Webサイト構築ベンダーとしてスポーツメディアに関する豊富な経験を持つリムレット社に協力を仰ぎました。

リムレット社のダイレクター村田光司氏は、BASEBALL GATEのサイト構築について次のように語ります。

「BASEBALL GATEの場合、オリジナル制作のコンテンツに加え、提携先メディアからもコンテンツが投入されるため、単なるWebサイトではなく「プラットフォーム」として機能するように開発を進めました。さらに年間を通してコンテンツが更新されるサイトなので、運用のしやすさも考慮しました。」

「リムレットは、従来からcloudpackとパートナー関係にあり、リムレットが構築・運営に関わっている他のスポーツメディアなど、複数のWebサイトプラットフォームとしてcloudpackを利用しています。Jリーグ.jpサイトなど、構築・運用の実績は申し分なく、24時間365日体制でサイトの有人監視は、セキュリティ面での安心感もあります。博報堂DYメディアパートナーズからの了承を取り付けて、BASEBALL GATEもcloudpackが担当することになりました。」

博報堂DYメディアパートナーズの山本氏は、3社のタッグがとても心強いと評価をしています。

「開発は全幅の信頼を置いてcloudpackにお任せしています。コンテンツの運営は当社と関連会社の博報堂DYスポーツマーケティングで実施し、リムレットにはサイトの改善活動などのコンサルティングをお願いしています。リムレットはユーザー目線はもちろん、広告クライアント目線も持ち合わせているため、クライアントのニーズを汲み取ったりスケジュールを調整したりといったところに長けています。このようなリムレットとcloudpackの支援があるからこそ、10名程度の少人数でサイトを運営できているのだと自負しています。」

2017年プロ野球ペナントレース開幕!

プロ野球の今年のペナントレースが始まりました。ニュース記事やスタッツといったコンテンツ更新が頻繁になり、訪問ユーザー数も劇的に増加することが予想されます。BASEBALL GATEにとって新たなチャレンジが始まります。

BASEBALL GATEは、プロ野球や高校野球など人気のあるところだけに限らず、独立リーグや少年野球までコンテンツのカバーエリアを拡大していくとのこと。

将来的には、WatchからPlayへ ―― すなわち野球を見るだけでなく、野球をプレイして楽しむコンテンツを揃えていく考えがあると言います。例えば、草野球の不足メンバーや審判をマッチングするようなコンテンツなども視野に入れていく企画があるそうです。

「BASEBALL GATEのコンテンツは、ニュース記事だけでなく多くの『読み物』を用意しているのが特長です。引退したプロ野球選手にフォーカスを当て、取材を通じて得られた『人間ドラマ』をまとめた記事は、多くの読者に共感や元気を与えることができました。野球を通して人生をアグレッシブにするような、そんなコンテンツの拡充に力を注いでいきたいと考えています。」

野球ファンにとっては、季節に関係なく注目し続けることができる『プラットフォーム』になるのは間違いないでしょう。

関連サイト

増田 隆一

増田 隆一

2015年にアイレット入社。cloudpackのマーケティングコミュニケーション担当 兼 cloudpack.media編集長。ネコ大好きな泡盛マイスター。虎ノ門界隈の飲食店制覇という壮大な野望を遂行中。