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2016.12.22 THU

Amazonがクラウドを誰もが理解不能な雲にする発表会をやってた

齊藤 愼仁

WRITTEN BY 齊藤 愼仁

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シンジです。今年も1週間ラスベガスで、AWS最大イベントの「re:Invent」に参加してきました。NDA的なアレは書けませんが、怒られない(と思う)範囲で裏側で起きてた事を含めて思い出を綴りたいと思います。

AWSプレミアコンサルティングパートナー事件

初日に行われる大型招集イベントは、AWS認定パートナーのみが参加可能な発表会です。AWSのお墨付きパートナーとして生き残れるか、格下げか、格上げになるのかが発表されるわけです。特に盛大に扱われるのは、プレミアコンサルティングパートナーという最上位のパートナー認定発表です。結論を書くとNRIさんと弊社cloudpackは、5年連続のプレミア認定となったわけですが、ここで早速の事件が発生していました。

AWS「5年連続のプレミアパートナーは、これだ!おめでとう!」

ドンッ!

NRIさん「ウチのロゴなくね」

cloudpackさん「ウチのロゴなくね」

実際、スクリーンに映し出されたスライドには、日本パートナーのロゴは無かった。(らしい)

いろいろ勘ぐった(らしい)

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らしい、というのは、シンジは出席してなかったからなのですが、平たく言うとこのイベント、わーわーゆーて偉い人達が喜んだりガッカリしたりしつつ、ニコニコしながら写真を撮る会なので、あまり興味が無かったんですね。

ところがどっこい、裏のやりとりをチラチラ見てたらなんか日本のパートナーがー、ロゴがー、アジアがー?というのを、AWSジャパンチームも含めてパニックになっているではないですか。

静かにキレ始めるジャパンパートナー勢。

状況把握すら困難なAWSジャパンチーム。

まぁ、結果的には日本のプレミアパートナーは2社増えるという良結果だったわけですし、上の写真の通り、弊社CEOも最高の笑顔でAWSジャパンCEOと握手しているので、格付けから落ちたって事はないんだなーと。

で、2~3日後の朝5:49
AWSジャパンチームから連絡が。

AWS公式Twitterが発表した事故資料のリカバー完了連絡。AWSジャパン大変だったと思います。今みるとロゴ載ってるけど、動画は修正つらいそうです。そりゃそうでしょうね。。。

アジアだけじゃなかった

アクセンチュアとか、その他のパートナーもあっちこっちでロゴが無いとか、ロゴが古いとか、発表資料が話しと違うみたいなことが起きていて、その都度指摘するという事態が起きているそうで。各国の担当者がしっかりパートナーの話を聞いて、しっかりチェックして、提出してるんだけども、登壇者が資料を作り直してる時にアハーンってなっちゃってアハーンしちゃうってことだそうで。これが自由の国か。

AWSジャパンをプレミア勢が取り囲む飲み会

とある日の夜は、日本人だけが参加出来る夜のイベントが開催されて、これには4~500人が参加したそうな。で、それはそれで良いとして、その後で軽ーく声をかけて、プレミア勢だけがAWSジャパンと飲む会が深夜まで開催されました。

見るがいい、この悪そうな人達を。
ここに写っていないプレミアの偉い人達は、1社を除いて善人なので写りません。

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左から、クラスメソッドさん、NRIさん、cloudpackさん。
AWSが日本に来る前からAWSにオールインした数少ない日本人の内のたった数名。しかし謎の破壊力。

酔っ払いプレミア勢「パートナーのこと何だと思ってんの???ん???」

AWSジャパン「いえいえそれはもうかくかくしかじか。。。」

酔っ払いプレミア勢「俺らがさぁ、コツコツコツコツ積み上げてきたわけよ。それをさぁ、ブシャー」

AWSジャパン「コツコツ。。。」

個人的にはクッソ面白かったですが

今回からプレミアパートナーとして認定されたNECさんとNTTデータさんもいらっしゃっていたのですが、なんかすみませんでした。まぁまぁまぁ、飲みの席と言うことで、ご勘弁頂きたく、また飲みに行きましょう。

AWSとは仲いいですからね!

誤解無きよう。腹割って話せる仲だってことですよ。

さて、ようやく本題です

朝一で行われるキーノート、2日間に別けてAWSがドヤーーーする発表を行います。

この発表はインターネット中継されているので、別に現地に行かなくてもほぼリアルタイムで見られます。シンジも初日は行きましたが、セッション中にストリーミングを思い出して、途中抜けしてホテルの部屋に戻って見てました。しかも日本のメンツと音声通話しながら。

一喜一憂した

Elastic GPUうおおおおおおおおおおお

FPGAインスタンスうおおおおおおおおおお

エクサバイト規模がどーのこーのトラック来たうおおおおおおおお

このイベントってエンジニア向けだなって

思いました。基本的に技術が分からないと理解できない。来てるメンバーもスーツ着てる人は少ない。で、技術が分かってると驚けるし、他のクラウドと比較できるし、想像ができる。

結果、AWSは超大量のリリース打って、俺はこう思った

「全部理解するのは難しいかも」

今年のre:Inventがスタートする数週間前から、AWSは新機能をリリースしまくっていました。つまり、re:Inventに持ってこられない発表は、出しちゃえ作戦です。で、いっぱい出すと何がいいかって、

AWS「今年もこんなに沢山の新機能を出した。1日2つのペースだ!」

とか言えるわけです。これやりたいんだなーって思いました。この勢いは大事だね。

キーノートだけで新機能全部の発表は無理なので

1週間かけて、そこら中のセッションで新機能が続々と発表されます。とんでもない量です。re:Inventに「展示会として出展」しているパートナー達も、我先にとAWSに足並み揃えて新機能をリリースします。全部追うなんて無理無理。

AzureやGCPと比べるべきか

AWSは、他社をかなり意識してる。発表内容はAWSにとって新しいものであっても、他のクラウドには既に存在しているものも多かった。でも重要なのは、1つの機能やサービスを切り取って性能評価したところで、クラウドの総合力で判断する事はよっぽど難しくなったと思うわけです。

もっと言うと、はっきり言って、AWS以外のクラウドは、そもそもが全部後出しで、AWSに無いものを作ってきた。AWSでは出来ない事が出来るから魅力的な部分も少なからずあった。これは技術的な面での話し。で、AWSが追いついたところや、まだ追いつかれ無さそうなところ、もはや全く手出しできないところもはっきりしてきてる気がする。遅かれ早かれAWSが出来ない事なんてないんじゃないかなーって思っちゃう。知らんけど。

でもビジネスって技術だけで成り立つわけじゃ無いから、結局総合力は大事。営業力とかサポート力とかいろいろあるけど、このイベントで証明されるのはコミュニティ力だなーと思いました。

エンジニアはもちろん熱くなれるし、エグゼクティブも沢山集まってぶっちゃけトークばっかりだし、みなさんも来年行きましょう。

せっかくなのでトラックを紹介します

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これが例の謎トラック、AWS Snowmobileです。
近づきました。まずは右側から。

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消火器と、下のはなんだろうか、というかほとんど分からん。
次は左側。

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こっちは電源かな。

AWS Snowballが新しくなった

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デカい方が旧型で、小さい方が新型です。かなり小型化しとるやんけ。

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ラックに入れた感じの感じ。たぶん、コレがトラックにいっぱい並んでるんだと思うけど、もはやそんなのどうでもいいよね。

個人的な注目点は端子

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QSFPがいるの見えますか?これは連結用なのか転送用なのか両方なのか。そしてQSFP+ではないのか?
更に、よく見ると新型にはDisplayPortと、mini-DisplayPortが付いてるんですよ。何が見えるのか。

絶対なんかコレあれこれ繋いであーやこーやできますよね。うーん謎技術。

焦って新技術を追いかけるのは僕らパートナーがやりますので

利用者のみなさんはパートナーへの依存度を上げた方が情報量は上がる気がします。そうでなくても、AWSジャパンが着々とセミナーやら勉強会やらにコミットするはずなので、その辺りの情報を追いかけると効率が良いと思います。

テキストだけだと使用感が伝わってこないので、本気で中身を知りたいなら、AWSの爆発的なコミュニティーを利用して、ググっても出てこない情報を得るようにした方が良いです。ググっても出てこない世界で戦うのが基本です。

というか、リリースノート読むの、広辞苑読むくらい辛い。辛い。

よーしこれで今年もゆっくり永眠できる

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すんげー疲れたので。

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火葬してください。

仮想だけに。

あ、はい。

元記事はこちら

Amazonがクラウドを誰もが理解不能な雲にする発表会をやってた

齊藤 愼仁

齊藤 愼仁

cloudpack 社内インフラ担当、情報セキュリティ責任者。HPCを経て現職に至る。無類の猫好きで、すだち君という名の猫を飼っている。