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2016.11.07 MON

デスクワーク中心のエンジニアは何を食べるべきか

増田 隆一

WRITTEN BY増田 隆一

アイレットでは、数年前から社員の健康維持へのモチベーション向上を目的に『健康維持特別一時金制度』という福利厚生があります。

年に1度の健康診断で、すべての項目がAまたはB判定だった社員に5,000〜30,000円の範囲で手当が支給されるというものです(年齢に応じて金額があがります)。

面白い福利厚生だなぁと思う反面、実態としてこの手当を受け取れる社員は少数派なのだとか。

すいません、私もその手当はもらえません(涙)

聞けばアイレットでは『オフィスファミマ』のカップラーメンの消費率が異様に高いなど、会社としては社員の食生活や健康への心配がいろいろとあるようで、だからこその福利厚生とも言えそうです。

ある日のランチ

筆者のランチと言えば、虎ノ門〜新橋周辺の定食屋や蕎麦屋あたりを巡るのが常です。

ある日、チームの女性社員から「明日、デリバリーのサラダを頼むんですけれど、増田さんどうします?」と尋ねられ、なんとなく健康を気遣う気持ちから乗っかってみることに。

そして届いたサラダが、こちら。

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『サラド』…これは前前々職の同僚が起業したという噂の!(ゴゴゴゴゴ…)

そんなわけで久しぶりのデスク飯となりました。

『サラド』さんから配達された『ワイルドライスサラダ』と、朝のうちにコンビニで仕入れてきた『鮭おにぎり』がひとつ。ええ、ランチにサラダなんて足りるわけないじゃん! と思ったので。

チョップドサラダはデスク飯に都合がよい

何がどう都合が良いかって、チョップドサラダはすべての具材が小さく刻まれているので、スプーンですくって食べられるサラダなわけですよ。ザクザクと頬張りながら、ニュースサイトとかFacebookとかチェックしたりがとても捗るのです。

しかも、中ぐらいのボウルサイズに、さまざまな具材が入っているせいか、野菜ばかりを食べている感じがしません。

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ちなみに私が注文した『ワイルドライスサラダ』には、ワイルドライス、紫キャベツ、パプリカ、トマト、ベーコン、ロメインレタス、キュウリが入っていて、スパイシーなドレッシングが付属していました。

食感が複雑なせいか咀嚼する回数も増え、ものの見事にガッツリと食事をしている感覚に陥りました(鮭おにぎりも平らげましたけどね)。

チョップドサラダは健康にもいいのだろうなと思い「家でも食べたいなぁ」と、食後にレシピやミンチングナイフを検索していたのですが、ふと我に返ったのです。

これを家で作るとなると、いくつもの食材を揃える手間と費用で、あっという間に挫折するんじゃないか?と。

なので私は週1日でもランチを『サラド』さんに切り替えるのがベストなんだろうな、と考えがまとまったところで、冒頭の話しに戻るわけです。

『cloudpackのエンジニアも、サラドを食べたら健康的なんじゃない?』と思ったのです。

エンジニアに理想的な食事って何だろう?

cloudpackのオフィスでは皆、適度に休憩は取り入れているように見受けられますが、それでも集中して仕事をしていると、こんな状況に陥っているんじゃないかと想像します。

  • 1日ずっとモニターの前でPCを使うので目が疲れる
  • 座っている時間が長く、肩や腰などが凝り固まってしまいがち
  • ランチ・喫煙・トイレ休憩以外、集中するとデスクを離れたくない

そういえばFacebookでは、同僚の投稿で深夜ラーメンの写真をよく目にします。余計なことかもしれませんが、同僚の食生活も気になります。

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かつて働いていた職場つながりというご縁もあるし、と思い立って『サラド』さんに連絡を取ることにしました。そして、エンジニアにとっての理想的な食事についてお話を聞かせていただくことになったのです。

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『サラド』の管理栄養士さんに聞いてみました

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管理栄養士の鈴木絢子さんです。

エンジニアにオススメの食習慣について話を聞かせてください

エンジニアに限らず、自分が何を食べればいいか、に意識を向けてもらうところからですかね。大事なのは『食事を選ぶ力』=『食選力』だと考えています。

周りから健康に気をつけましょうって言われても、何を食べればいいのかわからない人は案外多いようです。

外食中心の方だと、いつものご飯に野菜がちょっと付いていればいいぐらいのノリですね。牛丼を食べに行ったらミニサラダをおまけに食べる程度の方、きっといますよね?

何となくでも「健康のために野菜を食べた方がいい」という意識を持っている方は多いと思います。でも、野菜のイメージって、味に変化がないとか、ガッツリ食べたい食事に野菜は満足感がない、といったあたりで、仕方なく摂っているという方もいるようです。

スーパーでいろいろ野菜を買おうとすると、案外高くつくという声もあります。食費でつまづいてしまうんですね。種類をちょこちょこ食べたいという女性にとっては、野菜は結構ハードルが高いとも言えます。

逆に単品ガッツリ派の男性は、野菜は食費が高いというよりも「飽きる」という声を聞いたことがありますね。

野菜を食習慣に取り入れていくコツみたいなのはありますか

とにかく無理のない『習慣』にしていくことです。

例えば、ランチなら週に2回、野菜とタンパク質中心の食事に置き換えてみるぐらいがちょうどいいかもしれません。ただし、ボリューム感のある状態で食べることです。

サラダだけだともの足りないなら、動物性タンパク質のお肉を追加したり、おにぎりを少し追加するとかでもよいです。

できる限り『生野菜』がいいですね。酵素が消化を助けてくれるので、身体への負担が軽くなります。

「ランチ」を野菜中心に組み立てるメリットはあるのですか?

あります、あります!

眠くなりにくい、集中力がアップする効果があるんです。なので、午後の仕事のパフォーマンスが落ちなくなります。

野菜とタンパク質中心のランチは、 食後の血糖値の上昇が緩やかになる というのがメカニズムです。これが午後の眠気防止になるというわけです。結果がすぐに体感できるので、集中力や眠気を意識しながら自分自身でぜひ試してみてください。

最近になって「食べる順番」も大事だと聞きました

そうですね。もし牛丼屋さんで、牛丼とサラダを注文したら、サラダから食べることをオススメします。

これも血糖値と関係する話です。サラダを先に食べて次に牛丼という順に食べた方が、明らかに食後の血糖値がゆるやかになるというデータがあります。

エンジニアが積極的に摂ったほうがいい野菜についてアドバイスをお願いします

デスクワークでずっとパソコンを使うお仕事でしたら、ビタミンAを意識して摂るとよいですね。アボカド、ほうれんそう、ブロッコリーは、目の疲れにも効果のある野菜です。トマトなんかもいいですね。

コンビニなどで買える野菜ジュースなどはどう考えればいいですか?

飲まないよりは飲んだほうがいいとは思いますが、ジュースはあまりおすすめしません。

わかりやすく果物を例にしますが、生のリンゴと100%リンゴジュース。これらには食物繊維の量が違います。ジュースの方は、ストレートに肝臓に向かうため、処理が追いつかなかった糖が脂肪になりやすい状態を招くのです。

ここでの要点は『吸収スピード』をゆるやかにすること。食物繊維にはその効果があるということです。

そういった消化吸収のメカニズムとか、ロジカルな知識はエンジニアの方々なら得意とするところでしょう(笑)

消化・吸収で身体への負担が大きければ、それは眠気につながります。眠くなったら仮眠という考え方もありますが、それはあくまでも眠気の解消を補うことでしかありませんからね。

ランチの内容・摂り方で、午後の仕事のパフォーマンスが変わりますので、ぜひご自身で体験してみてください。

ところで初めて『サラド』をいただいたとき、食事としての満足感が高かったのですが

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おっ!やっと私の出番ですね! こんにちは!『サラド』のCEO、細井優です。

『サラド』では、サラダだけできちんと満足感のある『ボリューム』を考えてお作りしているんです。

野菜をちぎって盛り付けたサラダと比べると、チョップドサラダは隙間がない分、見た目よりもズッシリとしているんです。『サラド』の商品だと、だいたい400グラムはあります。

400グラムも!どうりで満たされるわけです

あとは動物性タンパク質である肉類がマリネされた状態で入っています。しっかりとした輪郭のある味付けも満足感をもたらしているのでしょう。

さきほどの鈴木絢子さんの話から、どんなサラダをオススメしますか?

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ビタミンAが豊富なアボカドが入っているものだと『BBQコブサラダ』あたりがおすすめでしょうか。5種類の香辛料を混ぜ合わせたドレッシングを使用しているので、スパイシーな味付けになっています。男性にも満足感が味わえるはずです。

『キーマサラダ』なら、カレー味で食欲が湧いてきますよ。

『ワイルドライスサラダ』や『キヌアサラダ』あたりも、ボリューム感があるのでご満足いただけるかと。

『ワイルドライス』や『キヌア』はスーパーフードと呼ばれるやつですね

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高級食材を扱う店なら入手できるはずです。これらは単品で召し上がっても美味しいって言われますね。単品で試食してみますか?(←塩味だけなのに大変美味でした)

コンビニでもサラダは買えますが、味がまるで違いました

水分量の違いが大きいと思います。

コンビニのサラダは、消毒液をつけて水切りをしていますので、野菜の水分が抜けてしまうんです。水分が残っていると、店舗への配達の途中で傷みやすくなるので、仕方がないんですね。なので、コンビニサラダは、単に食物繊維だけが摂れるという状態です。

『サラド』の『葉もの野菜』は朝6時から仕込んで、冷蔵保存したまま午前からランチの時間帯にかけて配達しています。保冷バックで低温管理にも気を配っています。

あとは仕込みで野菜を洗うときには、電解水を使用しています。塩素水や水道水と比べて、殺菌能力が高く、栄養素の残留率が高いからです。

あ、もし電解水に興味があったら、ホシザキのHPを見てみるといいですよ。(うっ、バレてる)

ところで、野菜の仕入れにもこだわりが?

『サラド』の野菜は、可能な限り国産野菜にしていまして、大田市場といくつかの農家と直接契約で仕入れています。具体的には私の高校時代の同級生が経営している『ベジリンク』という会社が契約をしている農家さんに野菜を卸してもらっているという状況です。

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今朝も千葉県香取市の加瀬農園さんを訪ねてきました。pH=7(中性)のにんじんを作られています。にんじん独特の生臭さがまったくないんです。質の高い野菜を提供してくださる産直農家さんには可能な限り足を運んで、自分の目で舌で確認したいと考えています。

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『サラド』を始められたきっかけは?

職場の同僚が狭心症になったんです。いわゆる心筋梗塞の一歩手前です。「食生活を変えないと死ぬぞ」と医者に言われたそうです。

それまで丼ものとかパスタをガッツリ食べていたその同僚が、炭水化物の摂取量を減らして、糖質を控える生活をするようになりました。質素な味気のない食事をするようになったのかと思いきや、たっぷりの野菜と動物性たんぱく質で美味しく満足感を保ちながら、極度に頑張らずに健康を取り戻していく様子を目の当たりにしたのです。

私もこの様子に興味が湧いて、食生活を改善してみることにしました。

日本人は、子どもの頃から「白米を食べよう」「白米が主食だ」という食育を受けてきました。

確かに子どもは身体を動かしまくっているからこそ白米を食事に取り入れる必要がありますし、肉体労働者においても白米は重要なエネルギー源でした。

しかし今の時代、デスクワーク中心の活動量だと、白米を主食に据え置くとどう考えても糖質依存になってしまっている。今の生活スタイルなら、ほぼ主食がいらないのでは?と考えたのです。

そんな話を妻にしたら、マリネされた肉類がたっぷり入ったガッツリ満たされるサラダを作ってくれるようになり、サラダ生活がスタートしました。

もともと『頑張る』とか『我慢する』というのは、継続性の敵です。味付けが普段の食事と同じぐらい変化に富んだサラダ、毎日食べても飽きのこないサラダを作って、多くのオフィスワーカーに召し上がっていただきたい! そう思って『サラド』を始めたんです。

まずは多忙なオフィスワーカーが、効率的に高いパフォーマンスで働けるような健康を、私たちのサラダでサポートするというのが目標ですが、最終的には『サラドの食事で、日本人の健康寿命を延ばす』ことを念頭においています。

管理栄養士による食育セミナーや、チョップドサラダ料理教室なんかも視野に入っています。

サラダ以外にも体験メニューを考えているんですね。ちなみにサラダのオーダーは前日の17時までですかね?

基本はそうです。最近は企業の社員専用カフェなどでの販売のお話をいただいたりしておりまして。

そうした企業に定期的に配達する都合で、配達エリアも随時広がっていますので、『ついでの配達』が可能なエリアも増えてきています。ウチにも配達してほしい、みたいな要望は気軽にあげていただけたら、あとは『サラド』が頑張ります!

UberEATSでも配達可能

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取材中にちょうどUberEATSの注文が入り、配達のお兄さんが早々に現れました。何を隠そう、筆者はリアルなUberEATSを目撃するのが初めてでした。

「ほぅ、これが噂のUberEATSの配達用バッグですか〜?」などとミーハーに尋ねてみたものの、相手にされるはずもなく。みるみるうちに商品の引き渡しが済んで、あっという間にお兄さんは配達に消えていきました。そりゃ急ぎますよね、そういうサービスだし。

取材後記

筆者はここ数年、テレビの『健康情報番組』を観る機会が多くなってきた。若い頃と同じような生活を続けてきたせいで、40代に突入してから以降、健康面での問題がいくつも噴出するという体験の真っ最中だからだ。今では定期的に病院に通う理由ができてしまい、目下の興味は人体の健康に関連することばかりだ。

説によると人体の健康のピークは二十歳付近らしい。あとは少しずつ誰もが老化していくだけだから、どれだけ二十歳時点の健康状態を維持できるかが肝になる。

だからこれを読んでいるであろう社会人は、総じて現在の健診結果に油断することなく、20代・30代のうちに、食事と睡眠に気を配った生活習慣を心がけるべきなのだ。

まだ私がそんな年代だった頃にも、こんな風に警鐘を鳴らしていてくれた中年世代がたくさんいた気がする。若かりし筆者は、そうした声を軽んじてしまった。そのことをいま痛烈に反省していることを、ここに書き残しておきたい。

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『サラド』さんの取材の帰り、加瀬農園さんの採れたてにんじんをいただいた。しかも葉がついた状態のものだ。筆者は、葉がついた状態のにんじんをスーパーで見かけたことがない。

加瀬農園さんのにんじんは土がついたままでも食べられると聞いていたが、いつもの習慣で軽く洗ってしまった(汗)しかし、過去これまでに感じたことがない「芳醇な」にんじんを生のまま美味しくいただくことができた。

「葉の部分は、かき揚げ天ぷらにすると美味しいですよ」と細井さんからアドバイスを受けていたので、妻に頼んでかき揚げ天ぷらを揚げてもらい、石垣島の塩を軽くふっていただいた。

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見た目には、正体不明な緑野菜のかき揚げだが、食べてみると紛れもなく、鮮やかににんじんの香りが広がった。目を瞑って頬張ったら誰もが間違いなく「にんじん」だと答えるだろう。

プロが手塩をかけて育てた作物は、自然本来の味をきちんと教えてくれるのだなぁと思った。

この記事は増田隆一(marketing communication, cloudpack)が書きました。

 

人生を変えるサラダ salad [サラド]

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サラド http://www.salad.co.jp
営業時間  平日 11:30~18:00(売切れ次第閉店いたします)
定休日   土日祝
〒153-0044  東京都目黒区大橋2-8-18 ドエル大橋1階

増田 隆一

増田 隆一

2015年にアイレット入社。cloudpackのマーケティングコミュニケーション担当 兼 cloudpack.media編集長。ネコ大好きな泡盛マイスター。虎ノ門界隈の飲食店制覇という壮大な野望を遂行中。