Amazon SQSがAWSコンソールから利用可能になりました。
これまでは、キューに入ったメッセージを確認する手段はプログラム経由でしたが、
これによりメッセージの状態がわかりやすくなると思います。

AWSコンソールを開いてみると、SQSのタブが増えているのがわかります。
そして、SQSタブをクリックするとSQSのキュー一覧画面が表示され、今までに作ったキューが表示されます。

はじめに、キューの作成をしてみます。

「Create New Queue」ボタンをクリックします。
すると、キュー作成のダイアログが開きます。

ここで、下記を指定して、「Create Queue」ボタンをクリックすると、
キュー一覧画面に戻り、キューのメッセージ数が1つ増えているのがわかります。

  • Queue Name:キュー名
  • Default Visibility Timeout:読み込み後、他のクライアントから秘匿する秒数のデフォルト値、
    メッセージ送信時に指定しないとこれが使用されます
  • Message Retention Period:メッセージの保持期間
  • Maximam Message Size:メッセージの最大サイズ

キューのメッセージを確認するには、キューを選択して、
「Queue Action」から「View/Delete Messages」を選択します。
そうすると、メッセージ詳細ダイアログが立ち上がります。

「Start Polling Messages」をクリックすると、メッセージのフェッチが始まります。
下部にあるプログレスバーが終了すると全てのメッセージがチェックされ、一覧に表示されます。
またフェッチを途中で中止する場合は右上の「Stop Now」をクリックします。
メッセージの詳細を確認する場合は、メッセージの「 More Details」をクリックすると
メッセージ全文と付帯情報を確認できます。

キューの一覧に戻り、下部ペインの「Permission」タブで各キューのパーミッションを設定できます。

ここでは各アクションごとに細かく権限ポリシーを設定することが可能で、
また「Edit Policy Document」ボタンでポリシーファイルのJSON形式での設定が可能です。

今までは、プログラムで送信したキューの状態を確認するにはそのプログラムを書く必要があるため、
なんとなくブラックボックスになりがちだったSQSですが、
このように、可視化されることでSQSがとても身近に感じられるようになり、管理も簡単になりました。
とても助かります。

こちらの記事はなかの人(memorycraft)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら